ロオジェ@銀座

ロオジェである。
あんまり興味がなく、行きたい行きたいと誰が言おうがアッサリ却下していた訳だが、
ジャック・ボリーが引退するんで、その前に一回ぐらい食っておくかっちゅう話だ。
話には聞いていたが、2階(メインダイニング)に上がるエレベーター、必要なのか?
それより、1階でエレベーターに案内してくれるメートルが階段駆け上がって
エレベーターが2階に着いたらやっぱり目の前でお辞儀してるっちゅうのは、
奇異ではないのか?
まあ、ええけど。そういうの好きな人も多いだろう。
その昔トゥールダルジャン行ったときエレベーターで2階に上がったのを思い出した。
古い記憶だ。

ところで、1階のクロークの手前のちっちゃなソファでケーキ食ってお茶してる
オサーンとホステス(40がらみ)がいた。クソ金持ちでロオジェの常連で1階で
デザートだけ食うという荒技をカマしてるのか?
ホステス「甘いモノが食べたいわぁ〜」
オサーンのオーナー社長「鮨食べた後だし、ロオジェでケーキだけ食うか」
ホステス「まぁステキ〜」
って妄想全開ですなあ。


妄想から現実へ帰還して席についた訳だが、客層が悪いのぉ、ロオジェ。
オレも悪くしてる一員だが。
オバハン二人組x2とか、スーツ姿の6人組とか。大変だね。
しかし、スーツ姿の6人組は何なんだろう。接待??今時こんな高い店で接待できるのは、
電通か?それとも医薬のMRか?20代のワカゾーも混じってる。



おお、違うところにはまるで新入社員みたいなニーチャンが女つれてる。
うーん、多分飲み会で釈由美子に似てると主張されたら一応否定はしないレベルだな。
ニーチャン、奮発したのか?それともエーとこのボンなのか?

そんなこんな実にレベルの低い観察をしながらグラスシャンパン飲みつつメニューを
選んだわけであります。シャンパン、うまかったよ。ドメーヌ忘れたけど、
96年とちゃんとVintageのあるブラン・ド・ブランをグラスで出すのは大したもんだ。
が、が、会計の時見たら、1杯5ニッコリだよ。グラス一杯で三田の小が5回食えますよ。
ガンコでアッサリ玉子3回食ってもおつりが来ます。世の中そういうもんだけどなorz
あと、スタッフ多いなこの店。ソムリエx3とメートルx8ぐらい常時いたんじゃねーの?
客もややうるさいんだが、こんだけスタッフいるとスタッフの声が聞こえちゃうよ。

アミューズつうんだっけ、日本風に言えば付き出しは茴香を混ぜたムースと海胆を
混ぜたムースとえーと・・・忘れたよ。上はパルメザンチーズの何じゃらかんじゃら。
パリッとしてますがこれしょっぺーよ。味の控えめな下のムースと混ぜて食べましょう。


前菜は、フォアグラ。サマートリュフがぶっかかってます。茸はモリーユだっけ?

もう一皿の前菜はグルヌイユ(蛙)。オレンジソース。真ん中の見た目が酢みそみたいな
ところの上に乗っかってるのは、蛙の脹ら脛部分。ちょっとグロくてとっても楽しい。

メイン。仔鳩の何とかかんとか。ホント記憶力ないわ。
鳩の上にかかってる黄色っぽいのはある意味ソース。ハーブ色々混ぜてるようだが、
カレー風味な訳ですわ。フランス人結構カレー風味好きだよね。
でも、日本人のオラとしてはこんな中途半端なカレー「風味」イラネ。
カレーならそのものずばりのカレーもってこいや。フランス料理じゃなくなっちゃうが。
右っかわの黒っぽい物体は内臓を煮込んでぐっちょんぐっちょんにしたもの。
左は鳩の腿。カラメルがネチョネチョで歯にくっつくっちゅうの。
付け合わせのトマト、うまかったぞw

メインもう一皿。仔羊。アニョーですよアニョー。コースの中の一品で、アラカルトで
頼んでもいいか言うたら、OKだったのでこれにした。
羊に野菜(人参とかハーブとか)を網脂で巻いて調理されとります。
ちりばめられてる茸はナメコ。嘘。ジロール茸。

で、もう腹一杯なのであります。二郎なら大食えるのにフランス料理はあんまり食えない。
しかしチーズは来るわけで、グランドメゾン(これ、日本語な。
あと、グランメゾンではない。と思ったがどうせ日本語なんだから
グランメゾンでいいのか)ではチーズ食うわなぁ。
ウォッシュが好きなんだが、一番ウマカッタのはハードのコンテでした。


シャーベットであります。グラニテ言うんけ?

滅茶苦茶イパーイ、お菓子が並ぶ訳です。見てるだけでゲップが出る。

デザート。 torture never stops.

オラはグラッパ。フランス料理なのにグラッパ
だって、食後酒に見せられたブランデーとかマールとか、クソ高そうなんですもの。
1928年のブランデーとか目の前に置くなや。一杯2万円です、って、飲まねーよ馬鹿。
なんで前菜x2とメインx2足したもんより高い食後酒飲むかよ。

ワイン何飲んだか書き忘れていた。らとりしえーるしゃんべるたん96年。
ドメーヌ・トラペ・ペール・エ・フィス。ソムリエーヌにぐじゃぐじゃ言って絡んだら、
リスト外から出してきた。ロオジェのワインリスト、何でこんなに若いもんばっかり
並んどるのかな。古きゃいいってもんではないのはわかりますが。
さあお会計。あれ、値段忘れた。とりあえず6マソ円台。メイン持ってくる時に
フィンガーボールの水こぼした(テーブルにこぼれたわけではない)んで
デザートとチーズはサービスだってさ。
そんなの気にしてなかったんですが、ごっつあんです。


レシート出てきた。
グラスシャンパン    5ニッコリx2
前菜フォアグラ   13.6ニッコリ
前菜蛙        13ニッコリ
メイン仔鳩    17.6ニッコリ
メイン仔羊    16.4ニッコリ
ワイン        42ニッコリ
グラッパ        5ニッコリ
エビアン      1.6ニッコリ
デザートとチーズ     priceless
サービス料12% 13.828ニッコリ
税         6.45ニッコリ
総計       135.518ニッコリでしたぁー