最後の戦い

日が差していたのでサントシャペルへ。その前に有名らしいパン屋でジャムとサンドイッチを購入。値段記憶になし。歩き食いしながらサントシャペルへ向かう。去年も来たが、いいところじゃ。ボーっとすると非常によい。全然違うが銀閣寺東求堂とか竜安寺石庭とかそんな気分。気分だけね。幽玄と荘厳は違うわな。でも静謐な感じが共通項なような。

その後サクレ・クールへ。物売りに道を阻まれるが怒鳴りつけて追い払う。ロンドンで怒鳴っちゃったからいつでも怒鳴れるモードだわい。

ここも10数年ぶりだが、久しぶりに来てみたら、ちとしょぼかったのぉ。
この後、シャンゼリゼの近くの魔の三角地帯で物欲ツアーに拉致られたが、ダメージ小さめで切り抜けた。ホテル帰ってしばしマターリ。そして最後の聖戦へと向かうのだ。
ホントはランブロワジーとかグラン・ヴェフールとかにしたかったのだが(諸般の事情て言うか、予約が取れなかっただけだが)アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネへ。
つーか初っぱなからメートルが八嶋智人。まんま八嶋。ノリが軽いところもほんのり八嶋。写真取っていいですかって聞くとフラッシュ光らせまくろうがno problemだそうな。デュカス、それでいいのか?しかもわしらが撮り出したら他の客(not日本人)も写真取り始めちゃったけど。
でだねえ、メニュー見たら鼻の奥がツーンとするんですわ。血の味っつーか。前菜が35.7ニッコリぃぃぃぃ・・・まあ、確かにワシの拳と同じぐらいあるアルバ産の白トリュフとか見せられましたがなああ・・・
で35.7ニッコリ前菜、頼んでみました。フォアグラがラビオリみたいなガワに入っててそんなにいらんっちゅーほど白トリュフかかってます。っていうか、フォアグラ見えません。

ちょっと食って下からなんか出てきたところ。

で、もう一品の前菜はこちら。テム・レイなので料理の名前を思い出せない。家に帰ってもらったメニューでもみなきゃわからん・・・しかし、ウマイのはウマイ訳で。当たり前だが、ちょっとこりゃまた何ともタマラン訳です。ボキャ貧だからあんまり下らんことは書かないが、色々書いても無駄じゃわい、って味で、ひざまずいて味わうべしbyアレクサンドル・デュマって感じか。まあ、対象が違うが。

ここで、少し離れたテーブルに、昨日のモン・サン・ミシェルのツアーに一人で参加していた日本人の男性を発見。どうみても30代なんだが、ばんばひろふみが金髪に染めたみたいな感じの方だった。なんだかゴージャス系というか肩モロだしのドレスみたいな服来た日本女性を同伴。こっち在住の友達か?この店は、おごってあげるからどっか有名な店に連れてって、とばんばひろふみがリクエストして女にハメられたのか、初めてのヨーロッパなので気合いれて予約したのか、どっちなのかという凶悪なゲスの勘繰りをしてしまった。で、女にハメられた、に100万アフガニ。相変わらず最低であります。
メインは、リエーブル(野兎)。飼育されてる兎ではない、huntingされた兎。blogに書かなかったがパリ初日の夜もビストロでリエーブル食っていて、メートルが英語で説明してくれたのだがリエーブルをwild rabbitというのはそりゃーそうかもしれんが違和感があったなああ。何となくですけど。

初日に食ってるんなら違うもん食えばよさそうなもんだが、今回基本はジビエ食いなので兎に角ジビエなわけだ。
で、リエーブルを崩してパンにのっけて食うと、ウマーー

もう一品のメインは、またフォアグラだよ・・・

お前等おんなじようなもんしか食ってねーじゃんという声が聞こえてきそうだが、タイユヴァンは写真のせてないから許せ・・・
で、今日も食えるってよチーズ。おいおい、胃拡張じゃねーの?と恐怖を抱きつつ、また4種類も食っちゃったわけだ。

で、この後マカロンやらチョコやらもうなんだかやたらと見せられるが腹一杯なのでコーヒー飲んで退散である。あ、酒は今日も食前がグラスシャンパンとキールシャンパンはこっちの方がタイユヴァンよりウマカッタで。でもキールは圧倒的にタイユヴァンの勝ち。つかってる白ワインが違ったな。ワインは、なんとソムリエのなすがままになるというひさしぶりにぬるぬるで行ってみた。約71.4ニッコリのクロ・ド・ヴージョ。ルブルソーです。これでも節約??したつもり。
で、最後の勘定は・・・・・
207.8ニッコリ。酒代をセーブしてもこれだよ・・・_| ̄|○