フォリオリーナ・デラ・ポルタ・フォルトゥーナ@目黒

この店は、@目黒と表示すべきか@中目黒と表示すべきかよくわかりません。取りあえず、目黒二郎より中目黒方面に信号一つか二つ越えたところ。起点は二郎かorz
イタリアンの有名店ですな。イタリアンというか創作料理だな。
夜は一人30ニッコリのお決まりonly。ワインのリストは、食い物に合わせたワインをグラスで5杯のメニュー(11ニッコリ)しか渡されない。多分これしかないんでしょう。前からわかってたので、別に問題なし。
最初に、あえてあまり冷やしてないモスカート・ダスティにシャルドネ系のワインとレモン汁の氷を浮かべたものが前菜最初の皿用の一杯。中の氷が溶けてきて、甘いモスカート・ダスティの味がシャルドネが溶け出してシャープになりつつ冷たくなっていくという趣向か。
シェフ自らワイン及び供される一品一品にスッサマジク長い説明をしてくれる。長すぎて何食ってるかわからなくなるぐらい長いのだが、非常にマジメにやってるので好感度は高い。
大体こんな感じ。

「イタリアの野生の茸(名前も言ってたが思い出せない)に、海老の頭や殻をすり潰したものを加えて海老の頭で取った出汁、鴨の何か(忘れた)で取った出汁?の上にホロホロ鳥の卵を落としてオーブンに入れて、一回出して器(エスプレッソのカップみたいな大きさ)の一番下に水牛のモッツアレラを置いて他の物をまた乗せて、もう一回オーブンにかけたものです、かきまぜてお召し上がり下さい。」みたいな説明をされる訳です(本物はもっと丁寧で長い)。これは「キノコのスフォルマート」という料理の説明。


途中まではガンバッテ聞いていたが、脳のキャッシュがbuffer overflowをおこした。


もらってきたメニューには
1品目:エイのビニエ
2品目:キノコのスフォルマート
3品目:ムール貝のニンニク風味
4品目:ウサギのレバーのソテー
5品目:根セロリのミネストラ
6品目:イベリコ豚バラ肉のストゥファート
7品目:ブラドゥーロのサラダ仕立て(この辺になると何食ったかあやふや)
8品目:ドライアプリコットのパイ
9品目:柿のゼリーとドライプルーンのチョコレートかけ

としか書いてないが、兎に角一品一品口頭でメチャメチャ丁寧に説明して頂きまして、あまりの丁寧な説明に何度も目が泳いだ。
この日は客2組だったが、テーブルの配置からするとmax4組入れるように見える。4回説明繰り返すの大変だなーと勝手に心配になった。一応写真も撮りました。見た目、地味だ・・・
1品目はこれ(正直、食って最初の印象は薩摩揚げに近いと思ったorz←味音痴)

2品目の写真(ここから下の数枚は、付け合わせのパンも一つ一つ練り込んでるものが別だったので一応写真に入れてみた)

3品目の写真

4品目の写真

5品目の写真

6品目の写真

7品目の写真

8品目の写真

9品目の写真

結論、2皿目以降ウマかったーよ。シェフ真面目だし一生懸命やってるし、イイです。しかし、ただ単純にうまいもの食いたいっていう店というより、シェフ(料理の鉄人に出たことがある)の実験というか創造に驚く店か。エル・ブリとかピエール・ガニエールもこんな感覚なのかね。両方とも行ったことないけど。

値段は二人で90ニッコリ。鮨屋みたいな値付けだw。シェフと(多分)シェフの奥さんが、店を出ても我々が見えなくなるまで見送っている。これも鮨屋か和食っぽいかw。

あと、オラより今回同行者の方が明らかに味覚が鋭いことがわかってへこみ気味。